ヘビ花火の思い出

ヘビ花火の思い出

私はこどもの頃、とても花火が好きでした。
とはいっても、隅田川や神宮球場などの花火大会を見に行くのではなく、庭や広い公園などで手持ち花火や、小さな打ち上げ花火をするのが好きでした。

 

今思い出しても、こどもの頃のどの年代の「夏の思い出」を思い浮かべても、必ず花火をしている自分の姿が浮かんできます。
あるときは自分が小さい頃のドキドキしている姿が、そしてある時の思い出では自分より小さい子に花火の点火の仕方を教えてあげている姿が思い浮かびます。
そんな自分たちで遊ぶ花火でも、私が好きだったのが暗くなる前にする花火のシリーズです。

 

一つがパラシュート花火です。

 

ボン!っという音とともに、火花が吹くわけでもなく、パラシュートの塊が空高く打ちあがります。それを拾いたくて必死に追いかける私。
あれは夜やったら見失ってしまいますし、何も見えませんね。

 

そしてもう一つがなんといっても「へび花火」です。
巨大なお灸のようなものに点火するとにゅるにゅるにゅると、へびのように、灰色の塊が伸びてくるだけの花火。
地味でしたが、そのユーモラスさと、これから本格的に夜の花火が始まるというわくわく感がセットになって思い出される素敵な花火でした。